何かと多忙で、、、ついついブログの更新がおろそかになってしまいます。
しかし今回は、とびっきりの宿で温泉三昧してきたので書かずにいられず…筆を執りましたw
しばらくお休みしていた「地元に泊まろう」企画第何弾になるか忘れましたが、、、千曲市が推奨するって言ってる「地元や県内客をターゲットとしたマイクロツーリズム」とやらを実践してみました。
長野県は、新型コロナウイルスの感染拡大で落ち込んだ旅行需要の回復のため、県民向けに1人1泊最大5,000円を割引する「県民支えあい家族宿泊割」を2月19日から始めました。
長野県は非常事態宣言対象地域に含まれないものの、なんとなく外出がはばかられていました。私自身も気を使ってプチ自粛はしていたんですが、今回やっと首都圏1都3県を除き、3月1日に非常事態宣言が解除されたので「県内の旅行需要の回復」に参加してみることにしました。
今回お世話になった「旅亭たかの」さんは、コロナ対策はバッチリしているのは言うまでもなく、こんな時代なんで他のお客さんともなるべく会わないように配慮されていました。
温泉三昧で疲れを癒す
戸倉上山田温泉は善光寺参りの精進落としの湯として古くから賑わっています。コロナでちょっと最近は振るっていませんが、気を取り直して…。
また、泉質の良いことで知られていて「アルカリ性単純硫黄温泉」は、子どもからお年寄りまで安心して入れるやさしい温泉と評判です。
泉質の良さ実証済みです。ここのところ、昔やったギックリ腰が古傷のように痛んでしびれてて、さすがに歳を感じていたんです。
しかし、温泉に入っていると途端に強張っていた腰がジワジワと腰砕けになっていくのが実感できてしまうのです。是非、腰痛持ちの方は湯治に訪れてくださいね。
大浴場&露天風呂
さて、そんなお風呂のご紹介です。部屋にも、もちろん半露天のお風呂があるのですが、まず初めに大浴場に向かいます。
大浴場と言っても「旅亭たかの」さんは全5部屋のこぢんまりした静かな宿でして、風呂も手ごろなサイズ感になっています。わたしの場合、あんまり広いと落ち着かないので。
5組しかいないということは、ほぼ貸切状態。私自身ももちろん貸切仕様で入浴させてもらいました。
インバウンド的に言うとパブリックバス、大浴場は男女とも内湯&露天風呂になっていて、朝に男女が入れ替わる仕組みです。全部で4つのお風呂が楽しめるわけです。
露天風呂のぬるめのお湯にゆっくり浸かりカラダ全体をほぐしてリラックス、仕上げでちょっと熱めの内湯でシャキッ!とっていう感覚でした。
貸切風呂
大浴場ですら貸切状態なのに、その上まだ貸切風呂までサービスしてくれる贅沢さ。庭園を眺めながらゆっくりと温泉が楽しめました。
これ、夏だったらサッシを全て開け、開放的な感じもいいですよね。露天風呂にしちゃうと長野県じゃ寒くて冬は使えなくなってしまいますもんね。開放感を保ちつつ寒さ対策も万全、なかなか工夫されています。
また、違う季節に訪れてみたいですね。
お部屋の露天風呂
その上、なんとなんと部屋にも半露天のお風呂があるんです。もちろん天然温泉、しかもかけ流し。大浴場と同じく24時間入浴可能なんです。
とにかく、ふやけるぐらい温泉に浸かっていました。食う以外、寝る以外はずっと温泉、温泉三昧な幸せなひと時を過ごさせていただきました。
旅館のご飯
旅館の醍醐味は、やはり食事ではないでしょうか。
最近では泊食分離とか、手軽に素泊まり、1泊朝食なんてプランもありますが、食いしん坊の私は旅館に泊まったら会席料理を食べないと気が済まないタイプなんです。
板前さんが一生懸命料理を作って、仲居さんがそれ運んできてくれて、つきっきりで世話をやいてくれる。なんて贅沢なひと時でしょう。やっぱり旅館いいな!って思う瞬間ですね。
夕ご飯
今回の夕食は春っぽいメニューでした。桜の花びらを模したピンク色のユリ根だとか、つくしの佃煮、甘鯛の桜蒸し、タラの芽天ぷらなどなど。
そして、メインは信州アルプス牛の陶板焼き。ジュージュー焼ける音、焼きあがるときの匂いと五感で楽しんでしまいました。
そして合わせるお酒は千曲市産のあんずを使ったあんず酒をチョイス。日本酒で作られているのでリキュール的な甘さはなくスッキリしています。たまに、見かけますので、見かけた際は一度試してみてください。
さあ、しっかり白米まで食べてしまいました。腹ごなしに風呂に入らないと。
朝ごはん
コロナの影響で、日帰りの宴会もめっきり少なくなってしまいましたが、そんな日帰りの宴会では味わうことのできないのが旅館の朝食です。泊まらない限り食べられないのだから、旅館の朝ご飯は重要です。
地域を代表する郷土食「醤油豆」をセンターに配置するところが憎い演出ですね。
そして朝の定番おかゆまで。おかゆの他に「もちろんご飯もありますよ~いっぱい食べてってくださいね」なんて言われてしまえば食べないわけにはいきません。
何しろ隣にはスペシャルゲストのほう葉味噌までいるんですから。昨夜あんなに食べたのに朝から…食えるもんなんですね。
さすが温泉力!って感じです。もちろん、腹ごなしに風呂に入らないと。
館内探検
食ってばっかりいないで館内のご案内もしますね。プライベートで訪れてもそこは職業病。戸倉上山田温泉の宿の良さを皆さんにアピールしなければ。
先ほども言いましたが、「旅亭たかの」さんは全5部屋のこぢんまりした静かな宿です。温泉街から少し離れているのでとても静かです。なので、珍しく夜11時から朝6時まで一度も起きず寝ることがきました。
話を戻しまして、昔は2階も客室に使っていたのですが、お聞きしたら2階の客室は全てお食事処にチェンジしたとのことでした。
お食事処も完全に部屋ごと、プライベートが保たれた空間になっています。コロナ時代に合わせた対応しているんですね。
お部屋紹介
客室ですが、広縁から見える庭園が最高です。いつまでも座っていたくなる景色にちょっぴり感動。
部屋もかなり広く、コロナの関係もあり仲居さんが部屋に入ることを好まないお客さんが多いとのことで、最初からベッドが置いてありました。それでも広いのだからビックリです。
その他、茶室までついていて、面白いから「結構なお手前で」なんて寸劇してしまいそうな雰囲気でした。
そして、先ほども紹介しましたが部屋にも半露天の風呂があるんです。しかも源泉かけ流し100%ピュア温泉が。なんて贅沢なんでしょう。入らずにはいられない。
ロビー&廊下の飾り物
5組しかいないのにロビーも広々、セルフのfreeドリンクも有難いサービスでした。
大浴場から部屋への帰り道、必ずロビーを通るのですが、そのたび水分補給に立ち寄らせていただきました。
そして、館内には昭和レトロどころか大正時代の写真が飾られています。戸倉上山田温泉♨百数十年の歴史かぁ~ってしみじみ思ってしまいました。
あとは、今では見ることもなくなったレコード、しかも中山晋平作曲の千曲小唄。まだ聴けるのかなぁ~なんて余計なこと思いながら眺めていました。
温泉で免疫力アップ
川原に集まる亀を見て不思議に思い、川に手を入れてみると温かかった。掘ってみると温泉が出た!って感じで戸倉上山田温泉は亀が教えてくれた温泉とも言われています。すごいザックリな言い方で関係者の方ごめんなさい。
と言うこともあってか、亀のオブジェがいっぱいあります。というか、こちらのお宿は温泉街にある亀屋本店さんの姉妹旅館なんで亀がいっぱいいるのは当然なんです。
長生きの象徴でもある亀に囲まれているだけで元気になる気がします。
そして、長生きの象徴である亀が見つけてくれた戸倉上山田温泉に入ると、体の芯から温まり血流が良くなる。そして免疫細胞が活性化し免疫力が高まる。
今回、戸倉上山田温泉に浸かったことでコロナを寄せ付けないカラダができたはずです。是非、戸倉上山田温泉の効能を試しに来てください。
今度いつ行こうかなぁ……